SOUND BISCUITS | ANDREW JACOBSON



Sound Biscuits: Andrew Jacobson

海に入るとき、頭の中でお気に入りの曲を口ずさんでいるサーファーもいる。
しかし、Andrew Jacobsonはそのタイプではない。

良い波に直面するとき、すべての音は消え、静寂だけが訪れる。
音楽が流れるのは、その後。
セッションを振り返りながら、その日の感覚にぴったりと重なる一曲を探しだす。

このプレイリストは、そんな彼の音楽探しから生まれたもの。
少しムーディーで、少しヘヴィー。冷たい海と長いドライブにぴったりの、全19曲をセレクト。

まずは再生ボタンを押して、そのまま彼とのインタビューも楽しんでほしい。



The Q&A

Q.実際に海に入っているとき、頭の中ではどんなことを考えていますか?
頭の中で音楽が流れていることはありますか?それとも、サーフィンに集中すると、そうした雑念はすべて消えていくのでしょうか?

A.正直、波のコンディションによりますね。サイズのある波に乗っているときは、音楽のことなんて考えません。その瞬間のこと以外、何も考えていないんです。だからこそ、サーフィンが大好きなんです。

Q.このプレイリストを作るにあたって、何かイメージしていた雰囲気や気分はありましたか?それとも、曲を選んでいくうちに、自然とプレイリストの方向性が見えてきたのでしょうか?

A.今回のプレイリストは、少し感情的な雰囲気がありながらも、気分を高めてくれるような選曲になっています!プレイリストの依頼をもらったその日が、ちょうどそんな気分だったんです。もちろん、次の日にはまた気分が変わっているかもしれませんけどね!

Q.サーフィン以外では、普段どのようにして自分の創造性やインスピレーションを刺激していますか?音楽もその一つですか?それとも、また別のところからインスピレーションを得ているのでしょうか?

A.サーフィンを終えた後は、自分がどんなライディングをしたか、どこのポイントでサーフィンをしたかを振り返りながら、その日のセッションに合う曲を考えるのが好きなんです。
そして、動画やInstagramなどで、波の映像と音楽を組み合わせています。

Q.多くのサーファーが、サーフィンそのものと同じくらい、そこへ向かう道のりや旅も大切だと話しています。あなたにとって音楽も、そうした旅の一部ですか?音楽によって、旅の感じ方が変わることはありますか?

A.もちろんです。旅の雰囲気をつくる大切な要素ですね。ただ、そのときの時間帯や気分によって、合うプレイリストは違うと思います。旅の雰囲気を左右するのは、助手席に座るDJの選曲次第。周りの空気を読んで、曲を選ぶことが大切ですね!

Q.自身の見方や価値観に大きな影響を与えたアーティストやアルバムはありますか?

A.最初に聴いた音楽として記憶に残っているのは、兄たちと車でサーフィンの大会に向かう途中に流れていた曲ですね。Blink-182、Pennywise、NOFXなどです。
あの頃の音楽は、今でもずっと心に残っています。90年代のパンクロック全盛期、Taylor Steeleのサーフムービーが象徴する時代ですね。あの音楽に刺激を受けて、サーフィンをしたい、そして同じような音楽を聴きたいと思うようになりました。

Q.もしこのプレイリストに場所を当てはめるとしたら、どこが思い浮かびますか?
これまでサーフィンをした場所でも、旅先で訪れた思い出の場所でも構いません。

A.おそらく、少しダークな雰囲気が漂う、冷たくてパワフルな波が押し寄せる場所ですね。
例えば、アイルランドのようなところ!

Q.最後に、このプレイリストの中から、まだ一度も聴いたことがない人に「とにかく聴いてみて。間違いないから」と自信を持っておすすめするなら、どの1曲を選びますか?

A.おそらく、Pavementの「Frontwards」ですね。そこまで広く知られている曲ではないと思いますが、聴くと心に響くし、気分も高めてくれるんです。


以上

*ジャケットアートワーク:Thomas Campbell

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